※講師・講演者などの敬称は省略させていただきます。
<1日目 2025年1月11日(土)>
1)プレ行事(10:00~11:50) 舞台見学
◇共立女子大学の3号館6Fの保育実習室で、心理劇の舞台の見学を行います。安全・安心に気をつけて自由にご見学ください。
◇第30回会大会の参加手続きをなさった方ならば、どなたでも見学可能です。
◇事前に参加申し込みをなさった方は、参加章の入ったネームホルダーを身につけて、直接会場にお越しください。
◇当日、参加申し込みをなさる方は、2号館にある大会受付で登録を済ませてから、ネームホルダーを身につけて会場にお越しください。
2)開会式(12:00~12:10)
◇本学会は1995年に設立されております。学会大会が30回も継続したことを祝うための開会式です。ぜひご参加ください。
3)学会企画ワークショップ(12:20~14:20)
ワークショップⅠ
◇演題
サイコドラマをゆっくり味わう―リフレクティングチームを用いたサイコドラマの体験―
◇講師
佐藤豊(防衛医科大学校)
ワークショップⅡ
◇演題
ロール・プレイングについて考えてみよう
◇講師
日本心理劇学会・生徒指導提要ワーキングチーム(時田学〔日本大学〕・高橋秀和〔アウェアネス& グロースアプローチ研究所〕・義永睦子〔武蔵野大学〕・安藤嘉奈子〔共立女子大学〕・岩城衆子〔文京区児童相談所開設準備室〕)
ワークショップⅢ
◇演題
心理劇における空間―三段舞台のある空間を活かして―
◇講師
土屋明美(日本心理劇協会)・宮川萬寿美(日本心理劇協会)・中村忍(日本心理劇協会)
3)口頭発表(14:30~15:45)
4)ワークショップ発表(15:55~18:15)
5)懇親会(18:30~20:00)
◇司会者
牧裕夫(作新学院大学)
櫻井靖史(東京サイコドラマ協会)
◇大会長からのコメント
2023年5月に、新型コロナウィルス感染症の法律上の分類、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられたのを受け、また節目の大会であることを考慮して、第30回大会では久々に、懇親会を開催いたします。感染症に配慮して比較的短時間で実施いたしますが、お料理やお飲み物は十分に準備いたします。ワークショップ発表の会場と同じ建物の2階で開催いたしますので、ちょっと喉をうるおして帰る感覚で、ぜひご参加ください。第30回を迎えられたことを一緒に祝いましょう。
<2日目 2025年1月12日(日)>
1)大会長講演 (10:00~11:00)
◇講演者
安藤嘉奈子(共立女子大学)
◇演題
心理劇の深化と新化、そして真価
2)総会(11:10~12:10)
3)特別講演 (13:00~14:00)
◇講演者
平田オリザ(劇作家・演出家、芸術文化観光専門職大学学長)
◇演題
わかりあえないことから
◇講演者略歴
・劇作家・演出家。芸術文化観光専門職大学学長。
・劇団「青年団」主宰。江原河畔劇場 芸術総監督。
・1962年東京生まれ。
・1995年『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞。
・2019年『日本文学盛衰史』で第22回鶴屋南北戯曲賞を受賞。
・2011年フランス文化通信省より芸術文化勲章シュヴァリエ受勲。
・演劇の手法を用いた多様性理解・コミュニケーション教育にも取り組み、各地の自治体・NPOとも連携してワークショップを実施している。
・2019年より豊岡市日高町に移住し「江原河畔劇場」を設立、併設の「たじま児童劇団」では中高生の部を指導している。豊岡市芸術文化参与、豊岡演劇祭フェスティバル・ディレクターもつとめる。
◇講演者からのコメント
この講演では、心理劇学について、コミュニケーションの視点から考えていきたいと思います。なぜ私たちはわかりあえないのか、わかりあうための方法はどこにあるのか。お互いの違いを認め、わかりあえないというところから、多文化共生社会のコミュニケーションを考えていきたいと思います。
4)シンポジウム & 心理劇(14:10~16:30)
第Ⅰ部 シンポジウム <心理劇の成熟と新しい展望>
◇企画者
安藤嘉奈子(共立女子大学)
◇大会長からのコメント
日本心理劇学会の大会は、第30回を迎えました。組織のライフサイクルは、誕生・成長・成熟・衰退の4段階を経ると捉えられています(今口、2007)。創設から30年前後の時点は、組織にとって成熟から衰退に向かうか、再生・リボーンに向かうかの岐路に当たると考えられます(安藤、2024)。そこで、本学会のこれまでの成熟の過程を振り返ったうえで、新たな30年、さらには50年、100年の歴史を刻んでゆくために必要な事柄について考えることを中心的な目的として、シンポジウムを企画しました。
最初にご登壇いただくのは、本学会を長年にわたって牽引してこられた藤堂宗継先生です。心理劇学会の立ち上げからこれまでの過程をお話しいただきます。サイコドラマの研究を推進しておられる大島朗生先生には、心理劇の研究の今後の方向性についてお話しいただきます。心理劇の方法・技法に造詣が深く、全体を俯瞰的かつ温かく理解しておられる岡嶋一郎先生には、心理劇の方法・技法の発展可能性についてお話しいただきます。最後にご登壇いただくのは、本学会理事長の横山太範先生です。学会の今後の方向性についてお話しいただきます。
◇登壇者1
藤堂宗継(雄心会 山﨑病院)
◇登壇者2
大島朗生(東京福祉大学)
◇登壇者3
岡嶋一郎(西九州大学)
◇登壇者4
横山太範(医療法人社団心劇会 さっぽろ駅前クリニック) ※登壇順
第Ⅱ部 心理劇 <みんな、舞台のうえで語ろう>
◇監督
安藤嘉奈子(共立女子大学)
◇補助自我
岩城衆子(文京区児童相談所開設準備室)
5)表彰式・閉会式(16:40~17:10)
◇プレゼンター
川幡政道(横浜市立大学)
吉川晴美(東京家政学院大学)
◇大会長からのコメント
華やかな表彰式を開催したいので、会員の皆さまには、継続発表賞のご申請をよろしくお願いいたします。最新のご発表でも、学会発足当時のご発表でも、エントリー可能ですので、よろしくお願いいたします(入力時間:5分程度。〆切:10月31日)。